ジャングリアで、待ち時間と満足度について考えた。(三重県伊勢市耳鼻咽喉科やのはらクリニック)

みなさんこんにちは。遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。耳鼻咽喉科やのはらクリニック院長の矢野原元です。みなさんが年末年始はどのように過ごされましたか?
僕は家族で沖縄に行ってきました。今まで、冬に沖縄という発想すらありませんでしたが、ある友人に『冬こそ沖縄でしょ』と言われたことがきっかけで計画しました。
友人がいうには、冬の沖縄は、夏に比べて観光客が少なく、宿泊費も安く、航空機も安く、それなのにウェットスーツをきれば普通に海でも泳げるとのことでした。また話題の『ジャングリア沖縄』に一度は行ってみたいと考えていました.
確かに航空機、宿泊は夏にくらべて格安ですみました。また、どこに行っても、何をしても劇的な混雑はありませんでした。晴れた昼間の気温は20度前後で基本的に僕はTシャツで過ごしました(ただ、半そでの人は国際通りのたくさんの人の中でも数えるくらいでした)。強風のなか震えながらも、シュノーケリングやカヌーもできました。夏よりもプランクトンが少なく、冬のほうが海は綺麗とのことでした。レンタカーもかなり安く混雑なく借りられ、夏の旅行なら海水浴にあてるであろう時間を使い様々な観光地に行くことができました。ソーキそばの有名店なども並ばず入ることもできました。まさに『冬こそ沖縄でしょ』の友人の言葉とおりでした。
今回の旅行のメインは『ジャングリア沖縄』でした。2025年7月25日に沖縄県北部の今帰仁村・名護市にオープンした、世界自然遺産「やんばる」の大自然を満喫できる大型没入型テーマパークです。ネット上の口コミは様々で体験の質は高いが、運営面やコスパに賛否が分かれている状況です。やや批判的な情報が多く、代表的なものは以下のようでした。
①待ち時間と回転の悪さ: 2026年現在も、人気アトラクションは120分〜200分待ちになることがあり、「表示時間より長く待たされた」という声がある。
➁「プレミアムパス(有料)」がほぼ必須: 快適に楽しむには追加料金を払って優先パスを買う必要があり、総額(入場料+パス+食事)で1人2.5万円ほどかかる「価格の高さ」を指摘する人が多い。
③抽選システムの不確実性: 一部アトラクションがアプリでの抽選制となっており、「当たらないと乗れるものが少ない」という不満があります。
➃環境の過酷さ: 屋外中心のため、沖縄特有の直射日光や突然の雨に対する休憩所・日陰がまだ不足しているという指摘があります。
口コミを読めば読むほど、批判的なものが目立ち、まったく期待がなくなり、人生で一回くらい行っとく?という『経験』としていくことにしました。直前だったため、プレミアムパス(追加料金での優先パス)は購入できませんでした。
結論から言うと、最高に楽しかったです。ただし、僕が行ったのはかなり特殊な日であったことは間違いありません。1月1日元日の早朝(まさに元旦)から行きました。天気が最悪で、三重県でいう台風くらいの大雨が降っていました(笑)ネット情報から、対策として早朝から並んでオープンと同時に人気アトラクションに走ると決めましたが、大雨の中家族を置いて全速力で走っていくと、そのアトラクションは僕が一番で…(笑)スタッフが手を振って出迎えてくれました(笑)スタッフの方も、一番の客が、びしょ濡れで息を切らした、ただのおじさん一人で……戸惑っておられました。家族が到着するのを悠々と待ちました。
その後も、それほど混雑することなくほとんどのアトラクションを経験することができました。結果としてプレミアムパスは必要ありませんでした。特に ダイナソーサファリは装甲車に乗り込み、リアルな恐竜から逃げるスリル満点のアドベンチャーですが、大雨ということもあり(笑)さらに臨場感が増し楽しかったです。ほかにも、ファインディングダイナソーズも、息子がものすごく喜んでました。
確かに入場料やお土産、雨で購入した雨カッパの値段(笑)など料金的には考えることがあります。しかし全体的にスタッフの明るく親切な対応が非常にうれしく、アトラクションも非常に楽しく、大満足な施設でした。
みなさんもぜひ『冬、できれば大雨』の日に行ってみてください。その時はかならず、カッパを持参することを忘れないでください。園内でのジャングリア特製のカッパ?の購入はすごく高く、今回の唯一の後悔です。
というように、家族全員大雨の中のジャングリアでしたが、みんな大満足して帰ってきました。今でも楽しかったねとよく話しています。なぜこのように、口コミやほかの人との評価に差があるのかを考えると、やはり『待ち時間や、環境』の差ではないかと思います。
今回は上記のように本当に待ち時間が少なかったです。最高で30分も並んでないと思います。大雨でしたが、1月1日でも寒くはなく気温は快適でした。これが、沖縄の夏の暑いときに数時間も並んでいたらどうだったでしょうか?同じパーク、同じアトラクションでも全く違う感想になっていたと思います。同様に当院でも待ち時間が発生し、ご迷惑をおかけすることがあります。僕やスタッフが同じような対応をしても、待ち時間が長ければ、患者さんに満足いただけないことがあるのだと思います。
当院では患者さんはインターネットを通して順番を取ることができます。そのため、あらかじめ番号をとっておき、順番が近づくまでは自由に家や車で時間を過ごすことができ、自分の番が近づいたらクリニックの窓口へ向かえばいいということになります。番号や進行具合はネット上でいつでも確認できます。
順番予約に対して、時間予約の場合は当然ですが「今日の16時に予約をした」といった時間の約束が存在します。時間通りに診察しなければならないという医師(僕)の焦りにつながります。「時間を守るという予約の大原則」を前提とすると『時間予約』では、患者さん満足度の低下を招くと思われます。耳鼻科では、『(診察時間が長い)詳細な問診や検査が必要なめまいの患者さん』や、『とりあえず薬だけくださいという花粉症の患者さん』など様々な患者さんがみえ、時間の計算がしにくいです。また内科にくらべて1日の患者さんの数が多くなります。どうしても時間での予約は難しいのが現状です。
一方、順番予約には時間の概念がないため「予約した時間から遅れている」というケースは発生しません。もちろん診察開始時間が読めない、最近では順番通りに来院いただけない患者さんの増加などのデメリットは理解しています。それでも当院の場合は、現状では順番予約が最善と判断しています。少なくとも患者さんが院内で待つ時間は一番少なくなると思います。
今後、花粉症シーズンに突入します。耳鼻咽喉科が最も混雑する時期になります(ジャングリアでいう夏休みでしょうか)。ジャングリアのスタッフの方々は大雨の中、また多くの人が休みの正月なのに、とても明るくホスピタリティーに溢れる対応をされていました。当院でも、みなさんには診察待ち時間などでご迷惑をおかけしないよう、また少しでも満足していただけるようスタッフと協力します。