2024年9月4日 / 最終更新日 : 2024年10月22日 yanohara おしらせ お子さんでも簡単に、血液1滴で41項目のアレルギーがわかる検査を導入しました。 現代の日本人の約半数の方がアレルギー性疾患(花粉症、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎など)を持っているとされており、様々な診断方法が用いられています。 中でも、採血によるアレルゲン特異的IgE抗体検査は広く利用されております。今までは当院でも腕から注射器で採血をして検査をしておりました。特に小さな子どもの患者さんの場合は、怖がってしまったり、子供の細い血管からの採血は当院のスタッフへの負荷にもなっておりました。 今回導入した「ドロップスクリーン検査」は、従来の検査のように腕から注射針を使って採血する必要がなく、指先にとても細い針を刺すだけで検査できるうえ、血液の採取量は20μL(血液1滴)です。子どもへの負担を最小限に抑えることができます。 最近も3才のお子さんが検査しても泣かなかったのをみて、この検査を導入してよかったと強く思いました。 しかも、これまでは検査結果が出るまでに1週間近く要していたところ、「ドロップスクリーン」を使えば、約30分後に結果がわかります。(当日の検査状況により、希望されても当日に結果説明できない日もあります。実際、通院中の方は、次回受診時に結果説明していることが多いです。) 加えて検査対象として41種類のアレルゲンをカバーしているのも特徴です。 上記に含まれていない項目を知りたい方は、普通の採血検査でのアレルギー検査もできます。また通常の採血なら41種類以下で項目をしぼって検査することもできます。 自分が何のアレルゲンによってアレルギー反応が引き起こされているかを知っておけば、可能な限り対策を取ることができます。 何かあれば受診時に質問してください。 FacebooktwitterHatena