R4年あけましておめでとうございます。3回目ワクチン接種。(三重県伊勢市小俣町耳鼻科病院やのはらクリニック)
あけましておめでとうございます。耳鼻咽喉科やのはらクリニック院長の矢野原 元です。
年始に岐阜県御嵩町の『耳神社』に行き、みなさんの耳の病気の快復を願ってきました。神頼みだけではなく、今年も耳鼻咽喉科医として患者さんの力になれるように努力しますので、よろしくお願いします。(『耳神社』については2019年の1月24日のブログで詳しく書いてますので、よかったらみてください。)
本日(1月20日)3回目のワクチンを接種してきました。1回目、2回目と同様に伊勢病院の院外のプレハブ内で、ファイザーのワクチン接種になりました。接種後約5時間経過していますが、全く問題なく元気にパソコンでブログ書いてます。感染拡大第六波を迎えたいま、3回目の追加接種が急がれています。
ワクチンの感染予防効果や、重症化予防効果は時間の経過に伴い、徐々に低下していくと考えられます。例えば、ファイザー社のワクチンを接種された人の情報を集めた米国での研究によると、12歳以上における感染予防効果は、2回目接種後1ヶ月以内では88%であったところ、5~6ヶ月後には47%にまで低下したとの報告があります。
3回目の接種を終えた医療従事者を対象にした調査で、現在のワクチンでオミクロン株に対しても感染や発症を抑える効果あるとの報告があります。米国で実施されたファイザー社のワクチンの追加接種に係る臨床試験の結果によると、18~55歳の被験者を対象に、ファイザー社のワクチンの追加接種を行い、血清中の新型コロナウイルスに対する中和抗体の増加状況を確認したところ、3回目の接種から1ヶ月後の中和抗体価は、2回目の接種から1ヶ月後の中和抗体価よりも数倍高い値であることが確認されています。同様に武田/モデルナ社のワクチンについても、3回目接種から28日後の中和抗体価の上昇が報告されています。
気になるのは3回目の副作用ですが、ファイザー社のワクチン及び武田/モデルナ社のワクチンいずれの場合も、米国で実施された追加接種に係る臨床試験の結果、追加接種後に確認された様々な有害事象は、2回目の接種後に確認されたものと比較して、その発現傾向は概ね同様であるとされています。なお、米国CDCのデータによると、いずれのワクチンにおいても、追加接種後1週間以内に見られた様々な副作用は、2回目と比較して低かったとの報告もあります。以上、厚生労働省ホームページの新型コロナワクチンQ&Aより。(ほぼ抜粋です。間違ったこと書くのが怖くて。)
このようなデータを踏まえ、感染拡大防止及び重症化予防の効果が、副反応などのデメリットよりまさると判断されているようです。
➡簡単に言うと『2回接種の効果が半分くらいになってきたから3回目を接種すると、発症予防と重症化予防の効果が上昇する。それはオミクロン株にも効果ありそう。副反応はだいたい2回目と同等か、すこし少ないかも…』でしょうか。
伊勢市は、2月5日(土)より、伊勢病院プレハブ会場、伊勢市福祉健康センターで集団接種が開始されます。僕も伊勢市医師会の一員として、会場での問診や緊急時対応など、安全で速やかなワクチン接種となるように協力していきたいと思っています。
誰でも閲覧できる厚労省のホームページのコピーのようなブログになってしまいました。もっと軽い感じのブログをかける雰囲気に早くなってほしいです。
みなさん接種会場の福祉健康センターで会いましょう。