令和3年おけましておめでとうございます。(三重県伊勢市小俣町耳鼻科病院)

あけましておめでとうございます。耳鼻咽喉科やのはらクリニック 院長の矢野原 元です。

昨年も、患者さん、スタッフ、近隣の先生方、伊勢赤十字や伊勢病院の先生方に助けていただき、診療をすることができました。本当にありがとうございました。

昨年は新型コロナウイルス流行に始まり、新型コロナ感染拡大に終わった一年でした。本日(1月5日)、再度緊急事態宣言の発令の有無が議論されています。このまま、新型コロナ感染症が『指定感染症』であるならば、緊急事態宣言はやむなしと考えます。なぜなら、新型コロナ感染症に医療を集中するあまり、医療崩壊が起こる可能性が高いからです。新型コロナ対策に関しては、様々な意見があると思いますが(僕も指定感染症扱いについて意見がありますが…)、我々が選んだ政治家や、日本の感染症のトップの先生方が考えられた最善の策に、従っていくしかないと思います。国民全員が納得する政策はないと思います。GOTOは最たる例で、僕たちのように伊勢や鳥羽や志摩市のような観光地に住んでいると、GOTOが経済対策として有意義であると思えます(夏~秋は伊勢神宮はいっぱいでした)が、やはり一部の人に利益が集中するようにみえ、外出を自粛して旅行にも行けない人にとっては不平等に思えたと思います。また、多くの職業で直接収入が増えることはなく、経済対策として理解しにくかったと思います。今後は旅行者や観光業支援がどれほどの経済効果をもたらすのか、もっと丁寧な説明が求められると思います。コロナの状況次第では、私たちの住む観光都市の伊勢市や鳥羽や志摩にとっては、GOTOの復活は望みたいところでしょうか。

さて、耳鼻咽喉科やのはらクリニックでは、昨年の年初に掲げた目標が院内での待ち時間の短縮でした。期せずして、コロナ禍により患者さんの数そのものが減少したため、待ち時間は短縮しました。またネット順番予約を導入し、スマホやパソコンから順番をとっていただき、自分の順番がきたら来院していただくようにしました。それは待合室の3密回避にもつながりました。時間予約ができない不便さは理解しておりますが、ご容赦いただければうれしいです。

今年はさらに大きな目標をもっています。クリニックの改築、または新築です。当院は私の父が平成6年に建築しました。約30年が経過している建物になります。それにしては比較的きれいに残ってくれていると思いますが、やはりトイレの時代遅れ感や、受付の狭さなどで患者さんに迷惑をかけています。これから、様々な方々に相談にのっていただき、まずは改築にするのか、または場所をうつして新築するのか、計画をたてていきます。場所を移す決断をした場合もできるだけ近くの場所を選ぶつもりです。自己満足にならないように『常に患者さん目線で』計画していこうと思います。みなさん(当院の患者さん)にも、意見を聞けたらうれしいです。このブログでも、随時ご報告したいと思います。

建物よりも、診察する医者の能力が最も大事だとわかっています。学生時代遊んだ分、医師になってからは死ぬまで勉強、自己研鑽と考えています。至らないこともあると思いますが、今年も誠実な診療を心掛けて、診察していこうと思います。令和3年もどうかよろしくお願いします。