病院の新築について(三重県伊勢市小俣町耳鼻科病院ヤノハラクリニック)

こんにちは。耳鼻咽喉科やのはらクリニック院長の矢野原元です。

以前から計画していました、当院の新築が始まりました。現在のクリニックの隣の駐車場に建設します。近隣の方々には騒音などご迷惑をおかけし、申し訳ありません。また、駐車場が減り、通院の患者さんにも迷惑をかけることがあるかと思いますがご理解よろしくお願いします。新築後に、旧病院を壊して駐車場にする予定です。完成は今年の12月の末を予定しています。

平成30年に、父親からクリニックを継承し早いもので4年が経過しています。その間、スタッフや地域の方々に支えられ、大きなトラブルなくクリニックを運営してきました。しかし、現在のクリニックでは、患者さんの期待に十分応えられていないのではないかと考えるようになりました(言うまでも無く、クリニックで大事なものは建物ではなく、医師の能力とわかっています。日々勉強してまいります)。

①コロナ禍において待合室は密にならないか?発熱の患者さん(感染症の患者さん)と、そうでない患者さんを分けて診察できているか? →現在のクリニックでは、院内での待ち時間短縮、3密回避を狙いネット予約を導入しました。また、発熱の患者さんは時間的、空間的にわけて、診察時間外に駐車場などで診察させていただいています。どうしても、遅い時間になったり、器具がすくなかったりで、十分な診察とは言えない状態です。そこで新病院では、発熱の患者さん専用の入り口(受付、会計)や診察室をつくる予定です。時間内でも、しっかり分けて診察できると思います。

↑現在のクリニックです。約30年前に父親が建てました。

➁子供たちに優しいクリニックであるか? →当院の患者さんのうち約3割は子供の患者さんです。『日本の少子化』は今後ますます問題になっていくと思います。お父さんお母さんが安心して出産、子育てできるように、地域が手伝っていく必要があると思います。現在のクリニックでは、トイレや待合室は古く子供にとって快適とは言えない状況で、おむつ交換や、授乳などをゆっくりする場所もありません。キッズスペースなどもなく、病院嫌いのお子さんを、さらに嫌いにさせているかもしれません。新病院では、キッズスペースや、授乳おむつ交換室を作っていきます。キッズスペースを作り、待合室をわけることで、成人の患者さんにとっても、より快適な待合室になればうれしいです。

➂患者さんのプライバシーは守られているか?→みなさんの耳鼻咽喉科のイメージはどうでしょうか。『うるさく、がやがやしている』『患者さんが多い』『患者さんの回転を重視して、診察室などプライバシーが守られていない』などがあると思います。新病院では、できるだけ患者さん同士の目が合わないような作りを考えました。診察室への入り口と出口を分けて、診察~処置~会計まで回遊できるように設計しました。

現在のクリニックの診察室です。写真の右奥にあるのは、喉頭ファイバーをうつす画面です。喉の奥の写真をとって患者さんにみせて説明しています。なんとブラウン管テレビです(笑)2011年に地デジ化されてから、ほとんど見なくなってると思います。今の子供たちは、ブラウン管テレビを初めて見る子供も多く、よく『この四角いの何?』と質問されます(笑)新しい病院ではきれいなモニターを導入します。

建物や、設備は新しいものを取り入れていこうと思います。それ以上に医師の(僕の)能力や人格を高められるように努力します。新病院に関して、意見やアイデアあれば教えてください。今後ともみなさんよろしくお願いします。。